食中毒
カンピロバクターによる食中毒の特徴と予防法について教えて下さい。
本菌による食中毒はサルモネラ、腸炎ビブリオ、黄色ブドウ球菌に次ぐ発生頻度を示しています。
他の細菌による食中毒は夏季に多発しますが、本食中毒は5~6月に多く、真夏はやや減少し、再び9~10月に多くなる傾向を示します。
一般に汚染された鶏肉、鶏卵、牛肉などを食べて発症しますが、実際に感染源を特定することは必ずしも容易ではありません。
症状としては発熱、悪心、嘔吐、腹痛、水様性下痢などが見られ、便に血液や粘液が見られこともあります。
予防には調理の際に充分な加熱処理を行うことが重要です。
また、夏場は鳥刺しやレバ刺しなどの生肉料理は避けたほうがいいでしょう。
(平成17年7月13日)