朝食の欠食と肥満
朝食を欠食することが子供の発育に与える影響について教えて下さい。
幼児期から朝食をとらない子が増えています。
この子達は小学校低学年までは、摂取エネルギー不足により体重が少なくなりますが、小学校高学年になると逆に肥満児になりやすいことが指摘されています。
朝食をとらない子は就寝時間が遅く夜食の頻度が高いなどの生活習慣も合わせ持つものが多いことがわかっています。
さらにテレビ視聴時間が長い子も多く、運動不足となり肥満になりやすくなります。
つまり、幼児期に朝食をとらないという習慣は、実は他の肥満につながる生活習慣と深い相関があるのです。
従って、成人後の肥満や生活習慣病の予防には幼児期からの対策が重要です。
(平成17年3月10日)