予防接種の広域化
子供の定期予防接種が住んでいる地域以外でも受けられると聞きましたが、本当ですか。 予防接種の広域化について教えて下さい
予防接種は平成6年の予防接種法の改正以来、それまで集団で行われていたものが、かかりつけ医を中心とした個別接種へと変更されました。
現在、公費で行われている定期予防接種は市町村単位で実施されており、基本的には居住している市町村の医療機関で受けることになっています。
ところが、実際には住んでいる所に小児科医がいなかったり、かかりつけ医が近隣の市にいたりして、不便を感じていた保護者も少なくありませんでした。
このことが予防接種の接種率の向上の妨げにもなっていました。
そこで高知県では今年4月から、定期予防接種を居住地以外の医療機関でも受けられるように予防接種の「広域化」を実施することになりました。
これは全国でも2番目に取り入れられる画期的な医療福祉政策であり、これにより保護者の負担軽減と接種率の向上が期待されます。
(平成14年3月)