不慮の事故

1歳になる子供がいます。不慮の事故を起こさないためにはどのようなことに気をつけたらいいでしょう。

0歳を除いた小児の死因の第一位は不慮の事故です。従って、事故を防止することは小児の重要な健康問題といえます。
その原因としては交通事故が一番多く、溺死、窒息、火傷などが続きます。
溺死の80%は自宅の浴槽で起こっています。
浴槽の縁と洗い場の高さ50cm未満の場合は危険性が高く、残し湯をしないこと、浴室に鍵をかけて乳幼児が入れないようにしておくことが大切です。

また、気管に物を詰らせる事故としてはピーナッツなどの豆類が最も多く、2歳までの子供には乾いた豆類を食べさせないことが大切です。
乳幼児の事故を防止するため家庭内の環境や生活習慣をチェックする20項目からなる質問表ができています。
一度かかりつけの先生に相談して、皆さんも家庭内の環境をチェックしてみて下さい。

子供の事故を防ぐのは周りの大人たちの責任です。

(平成14年5月8日)

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