インフルエンザの予防接種
去年うちの子はインフルエンザの予防接種を受けましたが、罹ってしまいました。予防接種は本当に有効なのでしょうか?
インフルエンザの予防接種の効果については国内外の研究により、その有効率は約70%とされています。
これは予防接種を受けた人は受けなかった人と比べてインフルエンザに罹る確率が70%低くなるという意味です。
また、特に重症化しやすい高齢者の場合はその死亡率を80%低下させることも明らかにされています。
予防接種を受けても100%は予防できないため、お子さんのように罹ってしまうこともありますが、一定の予防効果や重症化を防止する効果は確実にあります。
さらに、今年は初期症状がインフルエンザと似ているSARSの流行も危惧されるため、例年に増して予防接種が推奨されています。
(平成15年10月14日)