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保護者の健康・生活

禁煙指導の保険適応

4月から禁煙指導が保険適応になったそうですが、禁煙を希望している人は誰でも対象になるのでしょうか?

喫煙習慣はニコチン依存症であり、病気であるとの認識に基づきニコチン依存症管理料とニコチンパッチ製剤が保険適応になりました。

適応となるのは、直ちに禁煙することを希望し、禁煙治療プロブラムによる治療を受けることを文書で同意した人ですが、問診によりニコチン依存症と診断され、1日の喫煙本数X喫煙年数が200以上という条件が付きます。 初回を含め12週目まで計5回の禁煙指導料とニコチンパッチの料金が保険適応となります。

やや適応範囲が狭く、未成年や若い人が対象にならないことは残念ですが、禁煙指導が保険診療として認められたことは画期的なことといえます。

(平成18年7月12日)

親の喫煙と子供の健康

2人子供を持つ父親ですがなかなか禁煙できません。
親の喫煙が子供に及ぼす影響について教えて下さい。

親が吸ったタバコの煙を吸いこむいわゆる受動喫煙は子供にさまざまな悪影響を与えます。
例えば親の喫煙は乳児突然死症候群の最大のリスクファクターとされ、子供の喘息や呼吸器疾患、中耳炎の増悪因子となり、知能の発達にも悪影響を与るとされています。
また、虫歯が増え、身長の伸びも悪くなり、さらに成人後の発ガン率も高くなることも分かってきました。
この機会に禁煙に踏み切ってみませんか。県下にもニコチンパッチなどを用いた様々な専門的指導をしてくれる禁煙外来がいくつかできています。
さらに最近はインターネットによる禁煙支援などもあり、以前に比べて禁煙はずっと容易になっています。

(平成16年4月14日)

母親の片頭痛

3人の子供がいる32歳の主婦です。以前よりあった片頭痛が最近ひどく、育児に支障をきたしています。鎮痛薬があまり効きません。何かいい薬はありますか?

片頭痛は20才代から30才代の女性に多いため、育児中の母親の日常生活に支障をきたすことがあり、私自身も相談を受けることがあります。
片頭痛はズキンズキンと拍動性に痛むのが特徴で、数時間から長いときは3日間も続くことがあります。動くと痛みが強くなり、吐き気や嘔吐を伴うことが少なくありません。
片頭痛の治療には今まで主に鎮痛薬が使われてきましたが、最近トリプタンとよばれる特効薬が発売されました。
育児に忙しいお母さんは小児科以外に専門病院に行く時間がなく、市販の鎮痛薬で我慢している方が多いようです。
とりあえず、小児科の先生に相談してみたらいかがでしょうか。

(平成15年11月12日)

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